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EC サムネイル設計講座

Chapter 03 ・ Target & Appeal

03

誰に・何を、一言で決める

売れるサムネは、デザインの前に「誰に、何を伝えるか」で決まります。この章のゴールは、サムネに載せる“一言”を自分で選べるようになること。

🎯 この章のゴール:サムネに載せる“一言”が決められる
ECショップの店頭

The Trap

「誰にでも」は、
「誰にも」刺さらない

幅広い人に売りたい——その気持ちは分かります。でも、みんなに向けた言葉ほどぼやけて、誰の心にも残りません。逆に「これは自分のことだ」と思わせた瞬間、人は立ち止まりクリックします。サムネは、たった一人に向けて尖らせるほうが効きます。

POINT

狙いを絞るほど、刺さる。万人向けの一言より、たった一人に「これ私のことだ」と思わせる一言のほうが強いんです。

Quiz

この商品、
どの訴求が刺さる?

「30代・共働き・時短したい主婦」に向けた“ミキサー”を売ります。サムネに載せる一言として、もっとも刺さるのはどっち?

Q. 時短したい30代主婦に刺さるのは?

正解は B。 Aは“機能”の説明で、お客さんは自分ごとに変換できません。Bはその機能が生む「得(=朝が楽になる・面倒が減る)」を言っています。ターゲットの生活シーンに直結する一言ほど、一瞬で刺さります。
たとえるなら

お客さんが欲しいのは「ドリル」ではなく「壁の穴」。機能そのものではなく、それで手に入る結果を見せましょう。

The Order

設計は「誰に・何を・
どの一言で」から

サムネはいきなり装飾から入ってはいけません。順番があります。まず誰に届けるかを決め、次に何を伝えるか(一番の得)を1つ選び、最後にどの一言で表すか。これが決まって、はじめてデザインに入ります。

WHO

誰に

年齢・悩み・使う場面まで、具体的に“一人”を描く。

WHAT

何を

その人にとっての一番の「得」を、1つだけ選ぶ。

WORD

どの一言で

その得を、短く強い一言に言い換える。

Target

“一人”まで、
具体的に描き切る

「主婦」では、まだぼんやり。年齢・生活・困っていることまで描くと、刺さる言葉が自然と決まります。下のように、たった一人の頭の中を想像してみてください。

PERSONA

30代・時短主婦

共働きで朝はバタバタ。「手間ゼロで朝ごはん」を探している。

刺さる一言 → 朝5分。洗い物もゼロ。
PERSONA

一人暮らしの新社会人

狭い部屋・少ない予算。「置き場所に困らない」が決め手。

刺さる一言 → A4サイズに、全部入る。
PERSONA

小さな子のいる親

安全と手入れのしやすさが最優先。「安心」で動く。

刺さる一言 → 赤ちゃんがいても、安心。
POINT

お客さんが検索で使う言葉を、そのままサムネに返してあげるイメージ。「時短 朝ごはん」で探す人には「朝5分」と返す。これだけで“自分ごと”になります。

Benefit

“機能”ではなく、
“得”を一言で

人は機能では動きません。その機能が「自分にどんな良いことをもたらすか」で動きます。スペックを、お客さんの生活の中の「得」に翻訳しましょう。

機能訴求:そのままの説明
  • 大容量2リットル
  • 消費電力500W
  • 抗菌加工素材
ベネフィット訴求:得に翻訳
  • 家族でたっぷり1ヶ月
  • 電気代を気にせず毎日使える
  • 赤ちゃんがいても安心
注意

得が複数あっても、サムネに載せるのは一番強い一つだけ。残りはクリックした先のLPで伝えればOK。欲張ると、結局どれも印象に残りません。

CHAPTER 3 まとめ
機能ではなく、「得」を一言で
誰に・何を・どの一言で、を先に決める。